子宮蓄膿症

こんにちは。スタッフの杉浦です。

最近、暖かくなったかと思えば夜はまだ寒かったりと、自分自身の体調管理も結構大変ですよね。そんな中、わんちゃんたちの狂犬病予防接種、フィラリア予防のシーズンに突入し、院内が慌ただしくなっている今日このごろです。来院される皆さんの待ち時間を少しでも短くするべく、スタッフ全員で動き回っています。・・・が、お待たせしてしまうこともあるかと思いますので、何卒ご了承ください(;_;)

予防のシーズンではありますが、もちろんケガや体調不良で診察を受けに来る子たちもいます。その中で最近、立て続けに子宮卵巣、精巣や前立腺の疾患の子を目にしています。

女の子の場合で、子宮内に膿が溜まってしまい、破裂寸前の状態で緊急手術になるケースもありました。また男の子だと、前立腺疾患による血尿や排尿障害、精巣が腫瘍化してしまっている場合もあります。

写真は超小型犬の子宮蓄膿症の様子です。(術中の写真です。苦手な方、すみません・・・。)

正常な子宮に比べ、何倍にも膨らんでしまっています。この子宮だけで450gもありました。ちなみに卵巣は左右の大きさもほぼ同じで正常でした。

これらの病気は避妊・去勢手術をしていれば未然に防ぐことができるものです。乳腺腫瘍においては、初回の発情を経験する前に避妊手術を行えば発生率も低くなり、効果的だと言われています。(99.5%の予防効果あり)

避妊・去勢手術は全身麻酔をかけて行います。やはり若くて健康であれば麻酔のリスクも低くなります。逆を言うと、老齢や病気になってからの手術は、体力の低下などから麻酔のリスクも大きくなってしまうものです。

それから、通常の手術であれば傷口も3cmほどで済みますが、大きくなった子宮・精巣を取り出すことになれば傷口も倍以上になってしまうため、その面においても動物に負担がかかってきます。

こういった生殖器の疾患を防ぐために、まだ手術を受けていないわんちゃん、猫ちゃん、うさぎさんも、避妊・去勢手術について一度考えてみてください。可愛いペットと長く暮らしていくためにも早めの手術をお薦めします。わからないことや気になることはお気軽にご相談くださいね。

 


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